ルピシアだより北海道 ルピシアだより北海道
ここに根付いた ここに根付いた

「お茶産地」を創る


上の写真の植物は北海道・ニセコで育っているお茶の苗木です。露地栽培としては北限のお茶の一つでしょう。2015年の夏に約40本の苗木を植樹し、冬の極寒に耐え残った17本のうちの1本です。

一般に日本の茶樹栽培の北限は東北地方といわれます。8世紀半ばに記された世界初のお茶の本『茶経(ちゃきょう)』が「茶は南方の嘉木なり……」と始まるように、本来、茶樹は温暖な気候を好む植物。しかし我々は、近年の品種改良の成果や栽培などの技術を駆使して、北海道産のお茶の収穫を目標に、茶園を開墾しました。

日本を代表する釜炒り茶名人・興梠洋一氏の指導の下、日本最北の露地栽培茶園づくりに取り組んでいます。
出会いの場として 出会いの場として

北海道に惚れ込んで


北海道・ニセコにレストランやスイーツショップ、焼き立てパンやデリを扱うブティックからなる食のリゾート「ヴィラ ルピシア」をプロデュースするルピシア。ルピシアの元々のブランド名はレピシエ。フランス語で異国のスパイスなどを扱う食料品店のことです。食いしん坊な王子がラクダを従えたキャラクターのロゴで展開していたレピシエのテーマは、単にお茶だけを扱うのではなく、そこから広がるハーブや、スパイス、また海外の食文化や様々な文化の融合などを取り入れて、世界中の食文化を楽しむことにありました。

食いしん坊が集まるルピシアが北海道にこだわり、ニセコに食のリゾートを作った理由。それはこの土地が生み出す様々な食材が、これからの日本はもちろん、世界中の食文化を変えてしまうほどの力を持っていることを予感しているからです。

近年、フランスなどヨーロッパを中心に、世界中の先端的なシェフやパティシエが、あらためて気が付いたこと。それは、食へのこだわりを突き詰めていくと、その食材を生み出す土地へのこだわりに、どんどん近付いていくという事実です。

ヴィラ ルピシア・レストランのディナービュッフェ

山の恵みと海の幸


オホーツク海からの流氷や北からの海流がもたらす肥沃な栄養とプランクトンは、北海道に無限とも言っていいほどの豊かな海の幸を与えてくれます。

世界中を旅行した舌の肥えた映画監督が、厚岸(あっけし)産の牡蠣を食べた時に「これ以上の牡蠣は食べたことがない」と言ったのは、その一例です。

また、雪溶け水は山々をゆっくり潤し、四季および昼夜の寒暖差が激しい気候は、栽培される植物に奥深い滋味と甘みを加えます。ホワイトアスパラガスの純白の輝き、濃厚な香気と味わいは、ヨーロッパのどのアスパラガスと比較しても優位にあるでしょう。

さらに、雪溶けとともに顔を出す山菜の味わい、北国ならではのサクランボやブドウなどの濃厚な味わい。これらの食材が世界的に注目される可能性は、大いにあるはずです。

ルピシアは、世界中から様々な食の楽しみ方を集め、この土地で入手できる材料で創意工夫しながら、北海道の皆様と分かち合いたい!!
そして、そのワクワクが、10年先、20年先のこの土地の食文化を、ほんの少しでもよいもの、面白いものにしたいと考えています。

ギャラリー&カーブ
ヴィラ ルピシア・ブティックではお惣菜やパンをテイクアウトできます。 スイーツショップではクリスマスやお誕生日用のケーキも承っています。

おいしさの秘訣は“できるだけ手を加えない”

ヴィラ ルピシア・レストランの植松秀典シェフは、自身の料理のこだわりをこう話します。北海道で育まれた野菜、肉、海産物……すばらしい食材だからこそ余計な手を加えず、それらの持つ力を引き出すメニューを考えると言います。

そして作られるのは、本格的なフレンチをベースに、和のアレンジやエスニックの調味料を使った、遊び心のある料理の数々。食べた方に驚きと感動を与えるため、進化し続けるシェフの味をニセコでどうぞ。

上:ヴィラ ルピシア・レストランの店内。窓からは羊蹄山が見られることも。右上:オープンキッチンで料理する植松シェフ。右下:ラベンダーポークのロースト。
植松シェフのおすすめ

レストランの手作り調味料


「アリサ」は北アフリカで生まれた香り高い唐辛子ペースト。数種類のスパイスと、トマトなどの野菜の味わい、豊かな旨みと奥行きのある味わいが広がります。ヴィラ ルピシアの工房でひとつひとつ手作りしています。豚肉や牛肉のステーキ、ソーセージにそのまま付けたり、焼き肉のたれやマヨネーズに溶いて辛みと旨みをプラスしてもおいしくいただけます。

植松シェフ
アリサ ヴィラ ルピシアおよび通信販売でもお買い求めいただけます
矢吹パティシエのおすすめ

天使のような軽やかさ


ヴィラ ルピシアのスイーツショップの人気商品、ニセコ産のチーズ「フロマージュ・ブラン」を使ったチーズケーキ「クレーム・ダンジュ」。発祥の地であるフランス・アンジュ地方では軽やかな口溶けから「天使のデザート」と呼ばれています。ガーゼを敷いたポプラ製容器に盛りつけた本格派。ラズベリーなど季節の果実のソースでお召し上がりください。

矢吹パティシエ
クレーム・ダンジュ こちらの商品はヴィラ ルピシアのスイーツショップのみでお取り扱いです

インフォメーション

お正月や帰省時の集まりにぴったり。ヴィラ ルピシアの工房で作ったシャルキュトリー(ハムやソーセージなどの肉加工食品)や調味料を詰め合わせたごちそうセットをご用意いたします。ご予約開始等の詳細は来月12月号の「ルピシアだより 北海道」またはこちらの特設ページをご覧ください。

シャルキュトリー